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医療従事者にとってコミュニケーションはどれくらい重要⁈

医療現場で働くスタッフにとって、最も重要なことは何でしょうか?

それは、その患者様にとって適切な「医療」を提供することでしょう。では、医療現場で働くスタッフにとって最も避けたい事はなんでしょうか。それは「医療ミス」や「事故」なのではないでしょうか。

医療現場でのミスや事故はその患者様の生命に関わる危険が大きな大変なリスクです。これを避けるにはどうすれば良いのでしょうか。

「技術を更に向上させること」「もっと知識を付けること」「もっと素早く判断ができるようになること」、、、

他にもあります。それが「コミュニケーション」です。

コミュニケーションとは「情報の伝達」と考えられていることが多いですが、情報の伝達はコミュニケーションの役割のほんの一部でしかありません。

コミュニケーションは「言語情報」と「非言語情報」の2つから成り、「非言語情報」の方が多く伝わります。言語情報とは、医療現場で言えば、「診断」「処置の方法」「治療に関すること」「処方される薬」「この処置室を出た後の行動」「次の診察の要不要」などなど。医療従事者が患者に提供する「医療に関する情報」を言葉や書類などの文字で伝えることです。

では非言語情報とは何か?ほかに何が伝わるのでしょうか??

非言語情報とは「雰囲気」「感情」「(口に出さない)考え」などを意味します。そしてポイントは「受け取った側が理解した事が伝わっている」ことです。

受け取った側と伝える側双方に誤差が少ないことが理想のコミュニケーションです。そのために必要なことは「お互いの信頼関係」です。

信頼関係を良好に構築できるようなコミュニケーションには正に「非言語情報」が重要です。「大丈夫ですか?」と気遣う言葉よりも、温かな笑顔で安心を与えられれば、それだけで良好な信頼関係構築の礎となります。

信頼関係が良好な上で行うコミュニケーションでは、相手は安心して心を開きます。心を開けば相手の言う事を理解しようというスイッチが入ります。

患者様はそもそも体調不良で病院を訪れているため、心理的に不安になっています。そもそもが質の良いコミュニケーションができる状態にありません。スタッフ間でも忙しさなどが要因で良質なコミュニケーションが取りづらい環境にあります。医療現場で起こりがちの「ヒヤリハット」はコミュニケーションが改善されればその多くはリスクが小さなうちに回避できます。

コミュニケーションはその仕組みを理解することと日常に取り入れやすいポイントを意識することで大きく改善ができるスキルです。そして何より、良質なコミュニケーションが取れる職場は風通しが良く、働きやすくなり、スタッフのスキルアップスピードも向上し、スタッフ間にも笑顔があふれます。患者様にとって笑顔で余裕を持って働いている医療従事者の方を眺めることは心理的安全性向上にも効果があります。

「病は気から」患者様に安心を届ける医療サービスを提供するためにコミュニケーションスキル向上をご検討ください。

当プログラムは研修やトレーニングに長時間を充てることが難しい医療従事者様向けに3時間程度で実施することが可能です。午前/午後など、スタッフのシフトに合わせて複数回実施したい、他のプログラムと併せて実施したいなど、ご要望によりご相談させていただきます。

ヒアリングさせていただき、改めてご提案致します。お気軽にご相談ください。

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