後進指導は組織の持続的発展には欠かせません。組織のノウハウは「人」が持っています。「人」が持っているので、それを次々に若手に伝承していくことが組織のノウハウを保持し続けることにつながります。ベテランが辞めてしまったらそのノウハウも失われてしまいます。それでは組織力が弱体化してしまいます。若手を育てるのはベテランに期待される一つの大きな役目です。今回は後進指導についてお伝えします。
後進指導と部下、後輩指導の違いとは
後進指導とは、「
例えば、今までのクライアント例で言えば
・メンテナンスサービススタッフ
・製造部門スタッフ
・電鉄会社の運転士
・コールセンターのオペレーター
などがあたります。
このような職種の場合、
このような業務に就いている方はスペシャリストです。
スペシャリストはその業務のプロフェッショナルですので、
そのような方々はご自身のスキルに満足されるほど経験を積まれた
つまり、
後進指導がうまくいかないのは
後進指導がなかなかうまくいかないという声が最近よく聞かれます。
その要因は「世代間ギャップ」が挙げられます。
いつの時代も世代間ギャップはありますが、昨今、
それほど世の中の取り巻く環境は急変していると言えます。
後進の指導がうまくいかない要因は主に3つあると考えます。
1、指導担当者はベテランのため、
2、
3、
1については、指導担当者のベテラン社員方の成長余白です。
もうこれ以上成長なんてしないよ、
2について、これが世代間ギャップです。
指導する側される側がお互いの価値観を理解し、承認し、
3は「公平感」と「納得感」
例えば「後進指導ロードマップ」のようなものを活用し、
「ロードマップ」は部門内で統一したものを作成することで「
以下にプログラム案をご紹介しますのでご参照ください。
ご参考プログラム

これから重要度が増す「可視化」の力
今回のプログラムにある「後進指導ロードマップ」は「可視化」のアイデアです。指導する側される側両者の理解度をすり合わせすることに役立ちます。
これからの日本企業では多様なバックグラウンドを持つ社員が今後ますます増えてきます。外国人社員が普通になってくると価値観の違いはもっと大きくなります。コミュニケーションでは「同じ物差し」を使うことが重要です。可視化はその一つの対応策です。
これから入社してくるZ世代は今のベテラン社員の方々からするとある意味「外国人」と考えておいた方が良いかもしれません。それほどに価値観や考え方が違うので、あらゆる面で可視化しておくようにしておくことは重要度が増してくる社会になると思います。
今回は後進指導についてお伝えしました。
専門職部門に限らず部下・後輩指導は今までのやり方では通用しなくなっています。
今の若手は「見て覚えろ」ではやる気を失ってしまいます。今どきの新人若手を部下や後輩を指導される方々には基本となるスキルを身につけていただき、指導する側される側双方が成長するための基礎的な知識として「OJT研修」などもご相談いただければ幸いです。
皆様からのお問い合わせをお待ちしております。