ベトナム人は日本企業で働くために日本企業文化を学ぼうと努力してくれています。ベトナムにも「郷に入れば郷に従え」にあたる”nhập gia tùy tục” という慣用句があるそうです。私たち日本人がそんなベトナム人のためにまずできること、それは「正しく名前を呼ぶ」ではないでしょうか。
ベトナム語の発音は非常に難しく、何度聞いても上手く聞き取れないものです。仕方なく、カタカナで教えてもらうのですが、それがあてになりません。ベトナム人にとって、カタカナに置き換えるのが難しいからです。
先日も、Khanhさんをカーンさんと呼んでいたら、実は発音的にはカインさんだったということがありました。実は綴り自体でKhánhと、重要な記号が省略されてしまっていたのでした。(これはこれで、外国人とのメールのやり取りなら仕方ないと言えますが、、)
名前を覚えるためにはまず発音できるようになる必要があります。日本人が発音できて、相手に伝わるギリギリの精度の高いカタカナ表記が必要です。
一緒に仕事をする仲間はクライアントも含め、信頼関係が重要です。信頼関係構築の第一ステップはお互いに名前を呼び合うことから始まります。
今後、仕事のパートナーとしてベトナム人の増加は明らかです。日本人も、ベトナム人のパートナーと良いコミュニケーションをとるためにベトナム語への理解を深める努力をしたいものです。我々教育総研はベトナム人向け教育コンテンツを制作し、ビジネス用語集も制作しています。それに加えて、ベトナム人と良いパートナーシップを築くためのビジネス用の辞書も制作したいと考えています。少しずつ、公開していきますので楽しみにお待ちください。